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English今回の記事では、スイスに住む日本人スタッフが、自然豊かなスイスならではの休日の過ごし方や楽しみ方をご紹介します。美しい風景やユニークな特徴が詰まったこの国の魅力を、皆さんと共有できれば幸いです。
スイスの週末は、土曜日は賑やかで日曜日は静か、というのが特徴です。なんとスイスのお店は日曜日はお休みのところが多く、街もいたって静かなのです。
24時間営業のコンビニエンスストアのようなものが存在しないスイス。日曜日もお店が閉まるなんて…不便!と思うかもしれませんが、これが生活のリズムとして慣れるものなのです。
スーパーマーケットなどの営業時間は、カントン(Canton)と呼ばれる州の中の、コミューン(Commune)と呼ばれる地方自治体により定められている事が主流です。アウトドアスポーツが盛んな山の中のスーパーマーケットの場合は日曜日に営業しているところも見られ、実は珍しく街中の方が静かに感じたりもします。
我が家は山が大好きです!四季を通して大きく変化する山に魅了されながら、土日やお休みの日は朝早くから山でたくさんの時間を過ごします。
冬場の土日やお休みの日の過ごし方はもちろん、スキーとスノーボード!現在住んでいるレザン(Leysin)にもスキーリゾートがあり、子供やビギナーにもぴったりのコースが多様にあります。
時には、中学校と高校をビラール シュル オロン(Villars-sur-Ollon)で過ごした主人が学生の頃に滑っていたスキーリゾートを、あちらこちらと巡り滑ります。懐かしくも、また目新しい光景に家族全員魅了されます。
ウィンタースポーツをされる方はご存じかもしれません。
通常、スキーシーズンに使える『シーズンパス』というスキーリフト券があります。スイスにはマジックパス(Magic Pass)という一年間を通して使えるリフト券があり、夏の間でも使うことが可能です。そのため、雪のない、暖かい、草花が青々とする山をリフトで上がることができるのです。
そのリフトは夏季はマウンテンバイクを乗せられるようになるため、自分のマウンテンバイクを乗せて上がり、ダウンヒルを思う存分楽しむことができるのが魅力です。
春や夏の時期に気軽にハイキングだけ…と思って来たけれど、思ったより清々しく、この山を駆け下りたい!と無性に思う時もあります。
そんな時は、どこのリゾートにも、マウンテンバイクやダウンヒル専用のペダルなしバイクなどを気軽にレンタルできるお店があります。ヘルメットやプロテクターなど一式借りることができるので、手ぶらで行っていても困りません。
一年を通して自然を満喫する、スイス人ならではの計らいを感じます。
我が家ののんびり過ごす週末についてご紹介。
まず歩いて2分のパン屋さんでその日の気分でパンを選び、コーヒーや紅茶を淹れ、一週間の話をしながらゆっくり朝食を頂きます。その後は近くの村や街へ散策にでかけることが多いです。ドイツ語圏へ向かう週末もあれば、フランス語圏、イタリア語圏へ向かう週末もあります。それぞれ言語はもちろん、建築も雰囲気も違い、異国の地へ遊びに来ているような感覚になる時もあります。
スイスの国土面積は日本の約十分の一、九州とほぼ同じくらいの面積です。その中にこれだけの言語や文化が存在し、週末ののんびりとした散歩が新しい発見いっぱいの刺激的な時間になるのです。
街にある大きな建物も、村に建つシャレーと呼ばれる木造の民家も、町の中にも山の中にもあちこち見られる水飲み場にも、建てられた年が記されていることが主流です。気軽な散歩も歴史をめぐる興味深い散歩になるのが、スイスならではな気がします。
18世紀に建てられた木造のシャレーの前に立つと、歴史を語りかけるような凛々しい存在感に圧倒されます。ちなみにスイスで一番古いシャレーに現在住むのは、日本人女性なのですよ。
スイスの建築、歴史、そして日本人としての特別な繋がりを感じながら、ふと喉の渇きを癒す水飲み場の水。朝も夜も、一日中冷たい新鮮なお水が出続けています。
アルプスの源泉や地下からの天然水を飲むことができ、改めて本当の『豊かさ』を感じます。
外へ一歩出れば、雪、雨、霧、晴天と変わりゆく四季の中、場所によって気候も様々なスイス。
スイスにお越しの際は是非、動きやすいアクティブウェアで大自然を満喫してみてください!
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